「マインドフルネス」「今ここにいること」の大切さが注目されています。
この瞬間を意識して自分や周りに注意を向けることで、自分を取り戻したり、
心身にさまざな効果があるというものです。
この「今ここにいること Be Here Now」を最初に日本へ紹介した人物が
吉福伸逸さんなのですが、このことはあまり知られていないようです。
「Be Here Now」というタイトルの本が1975年にアメリカで発売されるやいなや、
またたくまに世界中で愛読され大ベストセラーになりました。
内容は精神世界や、東洋思想、新しい思想のエッセンスがつまった本。
吉福さんがその日本語訳を手がけたのです。
かれは当時アメリカ西海岸で起こっていたヒッピー文化に
象徴されるような精神文化の胎動をリアルタイムで体験し、
その文化全体を日本に導入しようと決意しました。
そして最初に手がけたのがこの本の翻訳でした。
しかし膨大な文化情報を一人で持ち込むには時間がかかりすぎるため、
他方で翻訳チームをつくり、短期間で大量の情報を輸入できる体制を整えました。
もちろん自身も著作、翻訳、監修活動を続け、生涯に150冊以上もの本の出版にたずさわりました。
また他方では数多くのワークショップや講演会も精力的におこないました。
現在日本で心理療法、ボディワーク、スピリチュアリティ、
エコロジー、ホリスティック医療といった分野で第一人者として
活躍している方々の多くは、1980年代に吉福さんの影響を
強く受けています。
現在日本の精神世界的な文化は、
吉福さんとかれらの活躍が基礎となっているといっても過言ではありません。
アウェアネスアート®研究所 主宰 新海正彦
株式会社 アクロアシス
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